厄をさる福を招くお申の神社

当神社の神様の使いは申です。

拝殿前に配置されている猿は、青銅製の神申像で烏帽子をかぶり正装をしています。狛犬と同様、阿吽の申です。1921年(大正10)奉猿会が奉納致しました。

境内には全部で24体申の像があり、屋根の瓦の切隅に御幣を持った申が、奥の神殿横にも左右3体ずつ配置されています。 また平成16年の申年の正月、異色日本画家井上北斗氏による巨大申絵馬が拝殿右側面に奉納されています。

申の巨大絵馬

申の巨大絵馬の写真

当神社御祭神のお使いである申(猿)にちなみまして、平成16年(申年)の正月に水墨画家井上北斗氏により神前にて描かれ奉納されました。畳約八畳大(縦3m×横4.5m)の大きさ を誇り、神前にて描かれた絵馬としては最大級となっています。

境内のお申

境内のお申

伊藤家の崇敬

伊藤家の絵馬

松坂屋の創業者伊藤次郎左衛門の祖、織田信長の家臣伊藤蘭丸は故あって商人となり清洲にて絹布商を営んでおり、その後松坂屋で大発展しました。

日吉神社を深く崇敬し、慶長8年に、御幣を担いだ申の絵馬を奉納しました。 当時のものは伊藤家にあるとされ、現在神殿に掲げられている絵馬は明治時代に小田切春江によって描かれた複製です。

当社のお守り、祈願絵馬など授与品にも申は描かれています。

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