宮司のブログ

こんにちは。日吉神社の宮司を務める三輪隆裕です。今回、ホームページのリニューアルに伴い、私のページを新設してもらうことになりました。若い頃から、各所に原稿を発表したり、講演を行ったりしていますので、コンテンツは沢山あります。その中から、面白そうなものを少しずつ発表していこうと思います。ご意見などございましたら、ご遠慮なくお寄せください。

天皇の聖と俗

2013年1月26日   投稿者:宮司

以下は、平成18年に書きました。天皇の女系と男系の問題を論議する神社界を批判したものです。私は、このような皇室の事柄は、皇室にご判断をお任せすべきと考えています。

 天皇の「聖」と「俗」

—神社界の主張に見る宗教への変化

 少子化と男女平等という現代の日本社会の傾向は皇室にも及び、一昨年より皇室典範の改正が論じられていた。すなわち天皇継承順位を男系男子に限らず、男女を問わず第一子優先と変えて行こうとする動きである。現在、皇室ご一家に男子誕生の可能性が出たため、政府内においてはその論議は中断して 続きを読む

日本


カウボーイブッシュのイラク

2013年1月26日   投稿者:宮司

以下は、平成16年、愛知県神社庁の機関誌「宮柱」の原稿として書いたものです。記事として採用されたかは定かではありません。内容が、今話題になっている憲法の改正に言及しているので、採録しました。(2013.01.26)

 「カウボーイブッシュのイラク」 三輪隆裕

プロ野球ニュースの無い日はあっても、イラクのニュースの無い日は無い昨今です。ブッシュの共和党は、ユダヤ資本による軍産複合体と石油メジャーを背景にした政党ですから、イラク戦争は3つの目的からなっていました。イスラエルの応援、米軍兵器の在庫一掃、そして埋蔵量世界一といわれるイラ 続きを読む

世界


靖国神社

2013年1月26日   投稿者:宮司

最初に、私の名前をネットで検索すると、大抵、靖国神社についてのコメントが引っかかります。これは、宗教サイトの一つでありますレルネットへ寄稿 したものです。少し前のものですが、内容は現在も通用します。沢山の方に読んでいただいたものです。書いたのは、2003年8月27日です。

靖国神社について書いていますが、狙いは、左翼の皆さんに「国家神道」と呼ばれる歴史的な事象の本質を示そうとしたものです。

「靖国神社」について述べる。まず始まりから考えていこう。

徳川慶喜が大政奉還をしたとき、天皇を中心とする諸候会議から近代国家日本が生まれる芽はあった。しかし、関ヶ原の 恨みが残っていたのだろう。薩長は討幕の密勅を手に入れて官軍となった。この勅が偽勅であった可能性は高いが、ここではそれを吟味しない。ともかく幕府方 は一夜にして賊軍とな 続きを読む

日本